機動戦士ガンダム アフター・ジャブロー


2014年4月25日発売の少年サンデーS増刊号に掲載(第2話)


暇つぶし設定解説

漫画と見比べて読んでいただけたら幸いです。

副題 死の舞踏
ダンス・マカーブルというのは中世ヨーロッパで流行した寓話のことで、
身分に関係なく死を前に半狂乱に踊り続ける人々や骸骨が多く画題とされる。

実は今回のガンダムの連載に関して話し合っているときに、兄から教えてもらい
これはジオン残党軍に丁度いいと思い、使わせてもらいました。

P1 ジオン残党部隊
部隊のMSはドム、ザク改、アッガイ、旧ザク、ザクキャノン、グフ、グフ重装型
確認できるのは以上の7機と墜落したガウです。

P2 ヘリコプター
ガンダムの世界観でもしかしたらヘリコプターは古すぎるかもしれませんが
あまり近未来的な乗り物でもリアリティがないかなと思いあえてヘリにしました。

部隊がジャングルなので、ベトナム戦争の雰囲気も意識しています。

P3 ジャブロー地下基地
地下基地から出撃していくのはジム改とMSVのガンキャノン重装型。
地下基地の守備隊はゴツさが大好きなガンタンクUです。

手前で叫んでいる帽子の人は、これまたベトナム戦争の写真集に載っていた
いかにも新米兵をしごきまくる鬼上官です。

P4 大地穢す
これは連邦軍がアマゾンの地下に建設したジャブロー基地のこと。
河も怒らせたというのは、後に出てくる洪水作戦のこと。

P5 ジオン残党軍拠点
ジャブロー降下作戦時に被弾して、大地の裂け目に両翼を削りながら

不時着したガウ攻撃空母が、残党軍の拠点になっています。

  ボルガー・ダンスーク
ジオン残党軍隊長・大尉。ドムクレーターのパイロット。

名前はスウェーデンのクロンボー城の地下に眠る英雄「ボルガー・ダンスク」から。
小柄ながらたくましいということで、X-MENのウルヴァリンをイメージしてます。

初めは白のTシャツにボロ上着を羽織るデザインでしたが、やっぱりジオン軍人は
軍服でかっこよくとのリクエストで、正装になりました。

  死神マーク
かっこよすぎるのはあまり好きじゃないので、レトロでわかりやすくしました。

P6 連邦軍第2艦隊
ジャブロー地下基地で建造されていたサラミスなどの宇宙艦隊。

ジオン軍の攻撃が失敗した二日後に、無傷で宇宙へ到達。

こうして主戦場は宇宙へと移り、ソロモン、ア・バオア・クー攻防戦へ。

P7 ヤンス・ヤンス
ガウ攻撃空母の整備兵。ヘルメットの穴は墜落時の衝撃によるもの。

そのため当初のネームでは、神懸り的な発言をするキャラだったのですが
マアヤと被るとのことで、そこら辺はカットすることに。残念。

P8 注射
クオーツ少佐がガンダムに乗るため打っている注射は『機動戦士ガンダム0083』で
コウ・ウラキ少尉が使った、疲労感を抑え感覚を鋭くするような(アブナイ?)薬。

今作はその3年前のエピソードなので、薬はまだ開発段階。その副作用のために
クオーツ少佐の髪と精神は・・・という設定になっています。

  ガンキャノン量産型
初めこのシーンは、真下にいるジオン残党を攻撃するために特殊な迫撃砲を
使おうと考えたのですが、別の兵器を出したらMSがいらないことに気付き、

同じような攻撃ができるMSはないかと探した結果。
ガンキャノン量産型がキャノンの長さと角度を上手く調節できることを発見。

P10 ガウ特攻
もちろん『ファースト』のガルマ様へのオマージュですが、こちらはすでに

翼をもがれたガウ。その特攻も地を這うようにと、残党軍の哀愁を表しています。

  七面鳥
ヤンスの「誰だこいつを〜」のセリフは最初「七面鳥よばわりしたのは」でした。

唐突すぎてわかりにくいので変えましたが、大きな的ですぐに丸焼きという意味と
『騎士ガンダム』で鳥のモンスターになっていたことにちなんでいます。

P11 敬礼
敬礼は右手で行うのが決まりなので、武器を左手に持ち替えて行っています。

P12 駆け抜けて
MSも以外に高速移動ができるというイメージで描きました。特にアッガイは
近藤和久先生の漫画で枝をバシバシ折ながら、高速移動する姿がかっこいいです。

P13 グフ重装型
MSVで登場させたかった機体。オリジナルは足についてるミサイルパックと

腰に弾倉を大量に配置。あえて逆さにつけることで、腕部をひっくり返して
スムーズに弾倉の換装が行えます。

P15 応戦するMSと
ジムキャノンをジム改的に若干アレンジ。ガンキャノンUが破壊され
その足元にはまさかの「対ザク用タンク型自走砲」

防衛兵器が足りなさ過ぎてひっぱりだしてきました。

P16 グフ
このグフは左腕の五連装バルカンが省かれているので、ザクマシンガンを装備。

P17 ヘビーガンダム
ガトリング砲やミサイルなどの複合重武装「フレームランチャー」
右腕を差し込んで装備しています。両肩のミサイルはオリジナルです。

P19 ノイマン
ボルガー大尉と常に行動を共にしてきた戦友。ザク改に搭乗。
ダンス・マカーブル部隊もこの二人が初めに所属していた部隊という設定です。

P20 天高く戴いた時
「戴く」という言葉で悩んだんですが「天に星を戴く」という使い方があるので、
正しいかわからないのですが、首を天にかかげるというイメージで使いました。

P21 ビームダガー
ヘビーガンダムの手甲にオリジナルで、接近戦用のビームダガーを装備しました。

  ガンダムアイ
本来の設定では、ヘビーガンダムにはガンダムのような二つの目はないのですが、
バイザーが割れた中にガンダムアイがあったらかっこいいと思ってあえてやりました。

P22 破壊されたコックピット
ビームダガーでコックピットの下部を刺されたため、中でさく裂した破片が
シートを突き破って、ボルガーの腹部を貫いてしまった状況です。

P23 内通者
クオーツは、ガンダムの性能にほれ込み、新型機のヘビーガンダムの性能を
試すために連邦もジオン残党部隊を欺いてジャブロー基地におびき出しました。

P24 洪水作戦
ジオン軍によるジャブロー降下作戦を阻止するために、人為的に洪水を起こす
ということもあり得たのではないかと思い、想定してみました。

  破壊されるダム
このダムは今現在、アマゾンで建設中の実在するダムで、
実際に先住民の反対運動も起きているそうです。

現実とリンクさせられたらと思い、完成予想図に合わせて描いています。

P27 拡散メガ粒子砲
ドムの左胸にある兵器。ただ威力が低いため、目くらましに使用される。

P28 TINコッド
一年戦争から7年後が舞台の『Zガンダム』でジャブロー防衛に登場した戦闘機。
その頃にはロートル化していたので、配備は一年戦争直後だろうと考えました。

翼の配置が複雑なんですが、資料にたくさんアングルが載っていて助かりました。

P30 墜落
密林に消えたTINコッド。最終話に続きます!


以上!暇つぶし設定解説でございました〜。 最後までお付き合い頂き感謝です(涙)